災害時協力井戸の飲料水化で水資源を有効活用した事例｜ホテルニューオータニ様

「お役に立つ」企業を目指します。

お客様はもちろん、近隣の皆様の安全・安心にも配慮する。「お役に立つ」企業を目指します。

ホテルニューオータニ
ファシリティマネージメント部
部長　熊木　義男　様

万が一の災害時にも皆様のお役に立てること。これは企業の社会的責任として当然のことと考えています。
千代田区の災害時協力井戸を持つ当ホテルは、2009年に「地下水（井水）膜ろ過飲料化システム」を導入しました。
このシステムでは、1日あたり最大350ｔの飲料水を確保することができ、万が一の災害時には約9,700世帯が3日間過ごすことが出来る水量に相当します。
阪神淡路大震災では、私どもの神戸のホテルで断水を経験し、営業が困難な状況となりました。断水時にも水が確保できるこのシステムは、大変心強いですね。
いざというとき、ホテルに宿泊されているお客様はもちろんのこと、近隣住民の皆様の『安全・安心』にもお役に立つことは、企業の社会的責任として当然のことと考えています。

水資源の有効活用を。環境にやさしいホテルであること。
私どもホテルニューオータニグループでは、環境への取り組みを積極的に進めています。
もともと敷地内には井戸があり、日本庭園の池の補給水などに利用していましたが、更なる有効活用をと考え、システムを導入しました。今では、ザ・メイン（本館）の低層階の上水として利用しています。
その他にも、エネルギー利用の高効率化、ＣＯ2の削減、リサイクルなど、環境負荷の低減も「おもてなし」のひとつであると考えています。