「治療は病気を治すのではなく、人を治すものだ」というモットーで患者さん一人一人に適した治療をされているこちらの病院では、全国的にも高い公共水道料金を削減できないかと地下水の有効利用を考えられました。一方、地下水に切り替えることで水質が変わり、入院患者さんへの食事やお茶などのサービスで味が変わることを特に心配されていました。
全国に多くの納入実績を持つ当社は地下水の水質や水位をはじめとしたデータを点ではなく面で把握しているので、早速、周辺の地下水水質データを検証し、特に硬度面(カルシウム、マグネシウム)で公共水道の水質と比較した結果、公共水道と同じ軟水であるため、お茶やコーヒー、炊飯などにも適していることがわかりました。また、地下水と公共水道の二元確保とするために、災害や断水時にも水を確保でき、入院患者さんへの食事や入浴などのサービスを提供できることにもご評価をいただきました。
水道料金に関しては、地下水(井水)膜ろ過飲料化システムご導入前は年間800万円あまりを支払っていらしたものが、ご導入後は約12%の削減を実現されました。
プラント完成後の給水開始式では理事長様を始め関係者多数にご出席いただき、試飲していただきましたが、皆様から「美味しい」「美味しい」と言っていただきました。「入院中の患者様にとって食べることは楽しみの一つなので、美味しい水で食事を提供できること、また、飲み水が美味しいことは患者様に喜んでいただけ、病院としても喜ばしい」とのお言葉も頂戴しました。
また、給水開始後も当初計画以上の地下水を供給でき、とても喜んでいただいています。
ご提案当初より防災システムとしての活用を計画されており、工事中は十分な地質調査、基礎構造の検討、配管施工方法にも工夫を凝らしました。プラント稼働後には近隣自治会住民の皆様にお集まりいただき、地下水の試飲をおこないましたが、皆様「美味しい水だね・・・近隣に給水拠点となるこのような施設があると心強い」とのお話も頂戴することができました。本案件はお客様と「病院における水ライフライン対策のあり方」について真剣にお打ち合わせを繰り返し、中部地区でのモデルとなった地域防災協定締結1号案件です。今後もこのような取り組みをご提案させていただき、この中部地区での防災機能強化に少しでもお役に立てるように頑張りたいと思います。
最後に本病院の皆様には多大なご協力をいただき、素晴らしいシステムが完成したこと、改めて深くお礼申し上げます。ありがとうございました。
地下水膜ろ過システム導入後、経費削減と病院のイメージアップ
那珂川病院様(福岡県)地下水膜ろ過システム導入後、地元自治会と防災協定を締結
可児とうのう病院様地下水膜ろ過システム導入後、水道料金を約12%削減
所沢慈光病院様(埼玉県)地下水膜ろ過システム導入後、自治体から「災害時飲料水供給施設」の認定
麻生総合病院・麻生リハビリ総合病院様(神奈川県)地下水膜ろ過システム導入で水ライフラインも「2WAY」を実現
国立病院機構 水戸医療センター様(茨城県)地下水膜ろ過システム導入後、市と「災害時における協定書」を締結
医療法人咸宜会 日田中央病院様(大分県)三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社のウェルシィ事業部では、多くの病院の導入事例があり、さまざまなシーンでご活用いただいております。
地下水(井水)膜ろ過飲料化システムや工業用水膜ろ過処理・飲料化システムを主にご提供しており、井戸掘削(さく井)・井戸改修・ろ過塔などさまざまなサービスもご提案いたします。
掲載以外の事例もございますので、お気軽にお問い合わせください。